新型コロナウィルスの経済経済影響から考える「資産寿命」と「お金の延命」 今求められる3つの“寿命”とは?!

はじめに

老後資金2000万円不足問題、超少子高齢化問題、日本をとりまくさまざまな問題。
あなたがこのまま老後を迎えたら、現在の生活水準で何年生活していけるでしょうか。

医学の発展などに伴い、日本人の平均寿命は延び続け、世界一位の長寿国になっています。

そんな日本でありながら、公的年金のみでは生活をしていけません。
では、いかにして老後生活をしていけば良いのでしょうか。

生活水準を落とすのもひとつの手段でしょう。
自分が亡くなる直前まで働くのもひとつの手段かもしれません。

ですが今回は、お金の延命と資産寿命について詳しく紹介していこうと思います。

資産寿命について

2019年5月に公表された「高齢社会における資産形成・管理」報告書(案)で老後2000万円不足問題が話題となりました。

昨年の話題ですが、まだまだ記憶に新しい印象を受けます。

国が公的年金の限界を認め、自助努力を呼びかけたことも大きな話題となりましたね。

そして報告書の中では“資産寿命”という言葉が何回か登場していました。

“寿命”といえば、人の生命に関わる言葉として認識をしている方が多いことでしょう。
寿命とは、人が生まれてから死ぬまでの命の長さを表す言葉ですから、上記の認識で間違いありません。

そして“資産寿命”とは、その名の通り資産の寿命です。

老後生活をしていくうえで、生命の寿命・健康寿命・資産寿命の3つの寿命が必要であると言われています。

中でも、資産寿命が生命寿命よりも先に尽きてしまえば、余生を公的年金のみで生活していかなければいけません。

今現在、強く求められることは“いかにしてお金を延命させるか”です。

老後資産を減らさないために

生命寿命が延び続ける昨今、資産寿命についても深く考え直さなければいけない時代に突入してきています。

では、お金の延命を行うためには、資産を守ったほうが良いのか。資産を積極的に運用したほうが良いのか。

どちらが正しいということはありません。

資産を積極的に運用して、減らしてしまえば本末転倒ですし、少ない資産を守っていても意味がありません。

もしもあなたがまだ若いのであれば、積極的に資産運用をしても良いでしょう。
しかし、数年後にはリタイアを検討しているような方は、積極的な資産運用をおすすめできません。

リタイア間近の方に大切なことは、“いかにして資産を守るか”です。
ただし、資産を守りのカゴの中に入れておいても増えはしません。

リスク度の低い資産運用で運用されることをおすすめします。
また、ポートフォリオを組むことで、資産の目減りをある程度抑制できます。

セカンドライフを楽しむためにはどうしたら良い?

この世に生を受けてから、ずっとずっと何十年もがむしゃらに突っ走ってきたことでしょう。

やっと迎えられるセカンドライフを、楽しくするも楽しくしないも自分次第です。

せっかくのセカンドライフ、十分に楽しむためには、やはり“お金”が必要です。

国は『もう公的年金のみで老後の生活はできません』と公言してしまっています。

セカンドライフを楽しむためには、すべて自分で準備をしなければいけません。

生命寿命の延長に伴って、お金の延命もしなければいけない。だけどセカンドライフを楽しみたい。

すべて“お金”です。

必要な情報を得るためにアンテナを張り、お金を増やす努力をしましょう。
そのうえで、健康寿命や生命寿命の向上を目指すべきです。

まとめ

今回は、資産寿命とお金の延命について紹介しました。

老後生活を楽しむためには、3つの寿命について考えなければいけないとのことでした。

・生命寿命
・健康寿命
・資産寿命

何よりも先立つものは“お金”です。
お金がなければ生命寿命が延びても食事も、趣味もままなりません。

いかにして、今保有している資産を延命させるか。早い段階から考えておいたほうが良いでしょう。